夏のダイエットにはこれ! たんぱく質も野菜もしっかりとれる “四群ひと皿ごはん”レシピ5選

レシピ 栄養 料理

 本格的な猛暑がやってきました。暑い日はそうめんだけ、パンだけなど、手軽な食事ですませてしまいがち。すると、たんぱく質や野菜が不足して栄養バランスが偏りやすくなります。

 そんなときに役立つのが、日本栄養大学が長年提唱している「四群点数法」の考え方。四群点数法は、やみくもに食事量を減らすのではなく、必要な栄養をバランスよくとりながら健康的な体づくりを目指す食事法です。中でも、第2群(魚介・肉・豆・豆製品など)と第3群(野菜・芋・果物)を意識すると、栄養バランスのよい食事に近づけます。

 今回は、日本栄養大学栄養クリニックの特別講師で料理研究家の今泉久美さん考案の、第2群と第3群を組み合わせた「四群ひと皿ごはん」をご紹介します。健康的なダイエットを心がけたいかたにおすすめの5品です。

・「四群点数法」のポスター(PDF形式)はこちらからダウンロードできます。どうぞご活用ください。

タコと夏野菜のスパゲティ

トマトときゅうりの清涼感あふれる冷たいソースのパスタです。パスタをそうめんにかえてもおいしいですよ!

【材料/2人分】

  • │ゆでダコ…100g
    │ レモン果汁…大さじ1
    トマト(完熟のもの)…大1個(200g)
    きゅうり…1/2本(50g)
    玉ねぎ…1/8個(25g)
    にんにく(好みで)…少量
    刻みパセリ…1本分(5g)
    オリーブ油…大さじ11/2 
    [a]
     │塩…小さじ1/3弱
     │あらびき黒こしょう・タバスコ(商品名)…各少量
    スパゲティ(1.4㎜)…乾140g

[1人分431kcal(5.4点) 食塩相当量1.9g]

【作り方】

  1.  タコは薄切りにしてレモン果汁をからめ、汁けをきる。
  2. トマトは皮つきのまま1㎝角に切る。きゅうりは4つ割りにしてから5㎜厚さに切る。玉ねぎは横に薄切りにする。
  3. ボールににんにくをこすりつけ(またはすりおろして少量加える)、❶、❷、パセリ、オリーブ油を入れて混ぜる。aを加えて混ぜ、スパゲティをゆでる間に冷蔵庫で冷やす。
  4. 約1.5Lの熱湯に塩小さじ2(分量外)を入れ、スパゲティを表示の時間どおりにゆで、ざるにあげる。器に盛り、❸をかける。
    ★スパゲティを冷やしたい場合は、ゆで上がったらボールに入れ、ボールの底を氷水につけて冷やす。

◆この料理でとれる食品群◆

第2群:タコ
第3群:トマト、きゅうり、玉ねぎ、パセリ

◆今泉さんの四群メモ◆

タコやエビ、イカは比較的低エネルギーでダイエット向きの食材です。パセリの代わりに青じそやバジル、ピーマンの薄切りなども香りがよく、アクセントに。スパゲティやそうめん、そばなどのめん類は、1 人分70g(乾めんの場合)が適量です。

メカジキとアスパラのオイスターソース丼

カジキは肉に近い食感で下処理も不要なので使いやすい魚です。
少量の酢と砂糖で味を引きしめると減塩効果も。

【材料/2人分】

  • │メカジキ…2切れ(150g)
    │ 塩…ミニスプーン1
    │こしょう…少量
    │かたくり粉…小さじ1/2
    グリーンアスパラガス…大4本(80g)
    玉ねぎ…1/2個(100g)
    赤パプリカ…1/4個(30g)
    [a]
     │オイスターソース・酒…各小さじ2
     │酢・砂糖…各小さじ1/2
     │あらびき黒こしょう…少量
    オリーブ油…大さじ1
    温かいごはん(胚芽精米)…300g

[1人分467kcal(5.8点) 食塩相当量1.1g]

【作り方】

  1. アスパラは下から3㎝を切り除き、下1/3の皮をピーラーでむいて斜め3~4㎝幅に切る。玉ねぎは縦に3㎜幅に切る。パプリカは横に5㎜幅に切る。
  2. メカジキは水けをふいて8㎜幅に切り、塩とこしょうをふってかたくり粉をまぶす。
  3. aは混ぜ合わせる。
  4. フライパンにオリーブ油を中火で熱し、❷ を焼き色がつくまで焼く。裏返して端に寄せ、アスパラと玉ねぎを加えていためる。パプリカを加えて全体をいため合わせ、❸を加えて火を強めてさっといためる。
  5. 器にごはんを盛り、❹をのせる。

◆この料理でとれる食品群◆

第2群:メカジキ
第3群:グリーンアスパラ、玉ねぎ、赤パプリカ

◆今泉さんの四群メモ◆

メカジキのほかに鶏胸肉や牛赤身肉、豚ヒレ肉でも低エネルギーでおいしくできます。ごはんの量は1 食に120~150gを目安に計量して食べましょう。減らしすぎると間食が増えることにつながるので、どんなに減らしても80gは食べるようにしたいものです。

サバ缶豆腐丼

ごはんにレタスを混ぜると、シャキシャキとした食感も楽しめて早食い防止にもなります。

【材料/2人分】

  • もめん豆腐…2/3丁(200g)
    サバ水煮缶…大1/2缶(身75g)
    レタス…4枚(120g)
    ベビーリーフ(あれば)…少量
    ミニトマト…4個
    温かいごはん(胚芽精米)…300g
    [a] 
     │おろし玉ねぎ…大さじ1
     │ポン酢しょうゆ(市販品)…大さじ1
     │オリーブ油・サバ缶の汁…各大さじ1/2
     │塩…ミニスプーン1/2
     │あらびき黒こしょう…少量

[1人分462kcal(5.8点) 食塩相当量1.3g]

【作り方】

  1. 豆腐は一口大にちぎり、キッチンペーパーにのせて水けをきる。
  2. レタスとベビーリーフは洗って水けをふき、レタスは5㎜幅に切る。ミニトマトはへたを除いて半分に切る。
  3.  ごはんにレタスを混ぜて器に盛り、ベビーリーフ、ミニトマト、❶、ほぐしたサバの身をのせる。
  4.  aを混ぜ合わせてかける。
    ★たれは、サバ缶の汁・しょうゆ・ごま油各大さじ1/2、オイスターソース小さじ1/2、こしょう少量でアレンジしても。

◆この料理でとれる食品群◆

第2群:豆腐、サバ水煮缶
第3群:レタス、ベビーリーフ、ミニトマト

◆今泉さんの四群メモ◆

サバに多い不飽和脂肪酸は、動脈硬化を予防する働きがあります。残ったサバ缶の身と汁はみそ汁のだしと具にするのもおすすめです。野菜はたたききゅうりや白髪(しらが)ねぎ、青じそ、ルッコラなど冷蔵庫にあるものでもOK。

大豆と豚ひき肉のドライカレー

カレーに多い脂質を減らしたヘルシーレシピ。ひき肉は火を通す前に調味することで
さっと煮るだけでもしっかりと味がなじみ、口当たりやわらかに。

【材料/2人分】

  • 蒸し大豆(ドライパック)…60g
    豚赤身ひき肉…100g
    玉ねぎ…1/2個(100g)
    にんじん…小1/3本(30g)
    [a]
     │しょうがのすりおろし…1かけ分
     │にんにくのすりおろし…少量
     │カレー粉…大さじ1
     │オリーブ油…大さじ1/2
     │塩…小さじ1/2
    [b]
     │トマトケチャップ・酒…各大さじ1
     │水…大さじ2
    温かいごはん(胚芽精米)…300g
    ドライパセリ…少量

[1人分461kcal(5.8点) 食塩相当量1.9g]

【作り方】

  1. 玉ねぎとにんじんはあらいみじん切りにする。耐熱ボールに入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分30秒加熱する。
  2. 小なべにひき肉とaを入れ、菜箸数本で混ぜながら中火にかける。肉の色がほぼ変わったら、❶、大豆、 bを加える。肉に火が通って汁けがなくなるまで混ぜながら2~3分煮る。
  3. 器にごはんを盛って❷をかけ、パセリをふる。

◆この料理でとれる食品群◆

第2群:大豆、豚赤身ひき肉
第3群:玉ねぎ、にんじん

◆今泉さんの四群メモ◆

市販のカレールーは脂質が多いので、カレー粉を使ってエネルギーダウンします。ひき肉は選べたら脂の少ない赤身がいいでしょう。大豆のほか、角切りの厚揚げ、枝豆やコーンもよく合いますよ。カレーや丼のごはんは150gを目安に。

鶏ひき肉ともやしのエスニックチャーハン

茶わんに軽く1杯のごはんが1袋のもやしでこんなにボリューミー!

【材料/2人分】

  • 鶏ひき肉…100g
    もやし…1袋(200g)
    にら…1/3束(30g)
    サラダ油…大さじ1
    しょうがのみじん切り…大1かけ分
    塩 …ミニスプーン1
    温かいごはん(胚芽精米)…240g
    [a] 
     |しょうゆ…大さじ1/2
     |砂糖…小さじ1
     |一味とうがらし…少量

[1人分379kcal(4.7点) 食塩相当量1.2g]

【作り方】

  1. もやしは洗ってしっかり水けをきる。にらは1~2㎝幅に切る。
  2.  フライパンに油を中火で熱し、しょうが、ひき肉、塩を入れてほぐしながらいためる。肉の色が完全に変わったら、もやしを加えてさっといためる。ごはんを加えていため、ほぐれたら、にらを加えてさっといため、aを加えていため合わせる。

◆この料理でとれる食品群◆

第2群:鶏ひき肉
第3群:もやし、にら

◆今泉さんの四群メモ◆

チャーハンを野菜でボリュームアップするには、サニーレタスやサンチュで巻いて食べたり、ミニトマトを添えるだけでもいいのです。無理なく、続けられる方法がいちばんですね。

今泉久美●料理研究家、栄養士。雑誌や書籍、料理講習会などで活躍するかたわら、日本栄養大学栄養クリニックの特別講師として、生活習慣病予防・改善のための料理指導を長年行なっている。『なにをどれだけ食べたらいいの? 第5版』(日本栄養大学出版部)など著書多数。

料理/今泉久美 撮影/今清水隆宏 スタイリング/肱岡香子 取材・原文/高木真佐子

・本記事は『栄養と料理』2020年7月号(p14-27「第2群+第3群でバランスが整う! 四群ひと皿ごはん」)をもとに、ウェブ掲載用に再編集しています。

【関連記事】
★今泉久美さんの記事は下記からもごらんいただけます(閲覧は有料会員限定。ログインしてご利用ください)。 

・『栄養と料理』2023年3月号 (p10「更年期をラクにする食事のルール」)
・『栄養と料理』2023年6月号(p13「認知症のリスクを下げる食習慣」)
・『栄養と料理』2024年12月号(p17「食物繊維1/2日分がとれる血糖マネジメント献立」)

夏のダイエットにはこれ! たんぱく質も野菜もしっかりとれる “四群ひと皿ごはん”レシピ5選
https://www.eiyotoryori-plus.com/recipe2607_02
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