ダイエット中は体重の増減ばかりが気になりますが、本当に注目したいのは筋肉量や体脂肪率、基礎代謝量などの「体組成」です。体組成計をじょうずに活用すれば、体の変化をより正確に把握でき、健康的なダイエットにつながります。今回は、体組成計の基本と活用法をヘルスメーターのパイオニア、㈱タニタに教えていただきました。
体組成計でわかる「体の中身」とは?
ダイエット中は体重の数値だけにとらわれがちですが、体重が変わらなくても体の中ではよい変化が起きていることがあります。たとえば、脂肪が減って筋肉が増えれば、体重は同じでも体は引きしまっていきます。そんな体の変化を知るために役立つのが「体組成計」です。体組成とは、脂肪や筋肉、骨、水分など、体を構成する組成分のこと。最近の体組成計では、体重だけでなく、体脂肪率や筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、推定骨量なども測定できます。
体組成計でわかるおもな計測項目
| 体重 | 計測した体重。50gごとに計測できる機種もあります。 |
| BMI | 体の大きさを表わす体格指数。体重(kg)÷身長(m)2で計算。有病率が低いのは「22」とされています。 |
| 筋肉量 | 体の骨格筋(意識的に体を動かす)、心筋、平滑筋(内臓を動かす)を合わせた筋肉組織全体の重さ。 |
| 体脂肪率 | 体重を100としたときの脂肪量の比率です。「やせ」から「肥満」までを5段階に分けた判定結果も表示されます。 |
| 内臓脂肪レベル | 腹腔内のすき間についた脂肪。内臓脂肪蓄積のリスクを統計学的に評価し、標準・やや過剰・過剰の3段階で判定します。 |
| 基礎代謝量 | 生命活動を維持するために最低限必要なエネルギー。同じ体重でも筋肉量が多い人のほうが基礎代謝量は高くなります。 |
| 推定骨量 | 除脂肪量(脂肪以外の組織)との相関関係を基に統計学的に推定したもので、骨密度とは異なります。 |
| 体内年齢 | 体組成と基礎代謝の年齢傾向から計算された年齢。同じ体重でも全身に占める筋肉量の比率が高く、基礎代謝量が高くなるほど、体内年齢は若くなります。 |
どんなしくみで体組成がわかるの?
電気の流れにくさを示す電気抵抗値から体脂肪率とそれ以外の組織の比率を推定しています。これは「脂肪は電気が流れにくいが、筋肉などの電解質を多く含む組織は電気が流れやすい」という特性を利用したものです(生体電気インピーダンス法)。タニタでは、医療の分野で用いられている二重X線吸収法(DXA法[デキサ法])に加え、体を脂肪・ミネラル・たんぱく質・水分の 4 つの成分で分析する4C法を基準とすることで計測誤差を低減し、精度の高い計測を実現しています。

正確に測るなら「食前かつ入浴前」がベスト
体組成は食事や入浴、運動などの影響を受けるため、測定する条件をできるだけそろえることがたいせつです。
体組成を測るときのポイント
- 食前かつ入浴前に測る
- (食前や入浴前の測定がむずかしい場合は)毎日できるだけ同じ条件で測る
タニタでは、食前(前の食事から2時間後)かつ入浴前の測定を推奨しています。むずかしい場合は、毎日同じ条件で測れるタイミングを決めるとよいでしょう。食後や運動後は体温が上がり、筋肉量が多めに、体脂肪率は少なめに表示される場合があります。

アプリ連携で体の変化を「線」で見る
通信機能つきの体組成計と対応のアプリ「TANITA Record」や「ヘルスプラネット」をスマートフォンにインストールすることで、計測結果をスマホでいつでも確認できます。体重、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝量など表示したい項目を選んで、折れ線グラフで表示することも可能です。時系列でグラフ化できるので、体の変化に早めに気づくことができます。また、活動量計や血圧計(いずれも対応機種のみ)と合わせて使うことで、運動や食事などのとり組みの効果を実感でき、健康づくりのモチベーションにつながります。


基礎代謝量と筋肉量に注目して体組成計を賢く活用しよう
体重の変動に一喜一憂しがちですが、体組成計を毎日つき合う「友だち」やダイエットの「伴走者」としてお使いいただきたいと思います。50歳代になると基礎代謝量が落ち、太りやすくなるので、まずは食事と運動で筋肉を増やしましょう。毎日測るようになると、前日の行動が翌日の体組成に影響を与えていることを実感できます。1 日3 食規則正しく食べて、適度に体を動かすこと。この両輪でゆっくりダイエットすることをおすすめします。
体組成計をダイエットの味方にする5つの心得
- しまい込まず、いつでも測定できる場所に置く
- 測るタイミングを決めて習慣づける
- 知りたくない情報(たとえば体重)は見なくてもOK!
- 食事と運動で、基礎代謝量と筋肉量を増やす
- 2~3か月単位でゆっくりとダイエットする
ダイエットの伴走者におすすめの機種。
タニタ体組成計「BC-332L」をチェック!
体組成計をダイエットに活用するポイントは、毎日無理なく測定を続けることです。タニタの体組成計「BC-332L」は、50g単位で体重を測定できるため、日々の小さな変化もチェックできます。体重のほか、体脂肪率、筋肉量、推定骨量、基礎代謝量など全8項目を測定することができます。
また、一定期間測定していない人の個人番号を表示する「おさぼり番号表示機能」※を搭載。家族やパートナーの計測状況が番号で把握できるため、お互い声をかけ合いながら楽しく健康管理ができます。計測結果は、スマートフォン対応アプリ「TANITA Record」「ヘルスプラネット」と連携してデータを記録・管理できます。体の変化を“点”ではなく“線”で見ることができるので、健康的なダイエットを続ける心強いパートナーになってくれるでしょう。
※表示するのは個人番号のみで測定結果は表示されません。

タニタ 体組成計「BC-332L」(ホワイト)/幅310×高さ36×奥行き274㎜、重量約1.5kg、最大計量150kg、保証期間1年、オープン価格
お問い合わせ先:㈱タニタ お客様サービス相談室
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原文/大久保朱夏 え/田渕周平 協力/株式会社タニタ