栄養と料理Day 2026 特別企画 登坂淳一さん、新刊『おいしいものだけ、たべていこう』を語る 

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目次


    娘たちには、「食べる」ことを大事に生きてほしい 

    2026年3月7日(土)に開催された「栄養と料理Day 2026」の特別企画として、1月の新刊『おいしいものだけ、たべていこう』の著者で元NHKアナウンサーの登坂淳一さんが、約2年にわたる『栄養と料理』の連載や、それが1冊の本にまとまるまでをふり返り、本書に込めた思いを語りました。笑ったり、うなずいたり、しみじみしたりの30分。さらにくわしくは書籍でぜひ!

    [まとめ:編集部 撮影:花田真知子]

    料理に向き合うきっかけは「妻の復職」

    ――本日はご来場くださりありがとうございます。書籍『おいしいものだけ、たべていこう』は、月刊『栄養と料理』の連載「新米パパのお料理ドリル」から生まれました。連載では、50歳目前でパパとなり、「家族にごはんが作れるようになりたい」と一念発起された登坂さんの約2年の試行錯誤を追ってきましたが、登坂さん、まずはその始まりから、お話しくださいますか。

     この『栄養と料理』という、本当に長い歴史のある雑誌に携わるようになった最初は「思い出の味」というコーナーでした(2023年10月号)。その取材のさい、いろいろな「思い出の味」の話をしましたが、当時はちょうど下の娘が生まれて1年が過ぎたころ。妻は育休中でしたが、次の春が来て娘が2歳になったらいよいよ復職、というタイミングでした。わが家では、家事も育児も「夫婦のどちらかしかできない」状況にはならないようにしよう、と決めてずっとやってきましたが、そんな中、いちばんたいへんといいますか、夫婦間で差があったのが「料理」で、それをそろそろなんとかしなくちゃいけないと思っていることを取材の中でポロッと話したんです。そうしたら、「あ、それなら、いっしょになにか企画をやりますか?」ということになって、連載の話が動きだしました。

     その後、「できるんですか?」「どんな感じでやるんですか?」などなど、いろいろ手探りの部分があったのですけれども、結局、「とにかくやってみましょう!」みたいな感じで始まって(笑)、それから2年と4か月……この『栄養と料理』の雑誌が休刊となる2026年の4月号までごいっしょして、なんと本まで!という、自分でも予想外の展開になりました。今日はそんな2年あまりのいろいろな話をさせていただければと思います。

    印象深い「キーマカレー」「親子丼」「ミートソース」

    ――書籍には、連載でチャレンジされた28品のうち17品分を収めていますが、中でも思い出深い料理といえばなんですか?

     それぞれに思い出があるんですけれど、最初に作ったのがこれ、「パプリカのキーマカレー」です。毎月、料理家の本田よう一先生が考案されたレシピを私が2回作り、1回目と2回目の間にメールで本田先生が私の質問に答えていろいろ指導してくださるという「往復書簡スタイル」で進めてきましたが、これがその最初です。

     最初の打ち合わせで本田先生から、「登坂さん、切れますか?」――つまり、野菜を切ることができますか、と聞かれたのですが、私が「切れません!」と答えると、「わかりました。じゃあ、包丁ではなく、フードプロセッサーを使いましょう」ということで、フードプロセッサーが前提のレシピになりました。それでも「できるんだろうか」と不安で、横で “監修”する妻には「違うなー」「もっと早く」「もっと広げて」などといわれつつ、本当に四苦八苦しながら作りました。

     でも、これが印象深いのは、「初回だから思い出に残っている」ということ以上に大きな理由があります。このあと何度も作るうちに、野菜も包丁で切れるようになり、そうなると、火の通りも全然違ってきて、1月に開いたこの本の出版記念取材会ではマスコミの皆さんの前で作ったんですが、そのときがこれまででいちばん出来がよかった。何回も作れば作るほど、どんどんできるようになる――そのことを実感したのが、このパプリカのキーマカレーなんです。娘たちはこの料理でパプリカという野菜を覚えました。今はまだそんなに心ひかれない様子ですが、もっと大きくなったときに「やっぱりあれが食べたい」といわれるまでになりたいなっていう気持ちがあります。

     「親子丼」も印象深いですね。私はNHK時代に関西に長くいたんですが、京都にすごくおいしい親子丼のお店がありまして、そのお店の“ふわとろ”感をイメージして作ったんです。が……最初に作ったとき、なんだこれは⁉というくらい、卵がボロボロになってしまいました。「卵料理はむずかしい」というイメージはなんとなくあったんですが、想像以上にむずかしくて、2回目も理想には遠かった。

     ところが、2回作ってからもう一度レシピを見たら、なんと! この親子丼はフライパンで作るんですけれど、本田先生はフライパンのサイズを「直径20センチ」とわざわざ指定してくれていたんです。これをすっかり見落としていました……迷いもなく26センチのフライパンで作っちゃってました。調理のうえでフライパンの大きさを気にしたことがなかったから、これじゃうまくいくはずないわ!ということに気づいて、なるほどと唸った回です。

     それでも親子丼は好きなんです。なぜかというと……ネーミングがいいんですよね、「親」と「子」っていう……これをおいしく作ってあげられたら、娘たちの記憶にすごく残るんじゃないかなと思っています。

     そしてもう一つあげたいのが、「ミートソース」ですね。これは本当によく作るメニューで、今週も作りました。娘たちも大好きで、私にとっては約2年の連載の中で、一つの分岐点になった回です。

     連載が始まってちょうど1年たったころでしたが、この回を境に自分の中で、作ることはもちろん、料理をめぐるいろいろなものごとへの興味が広がったといいますか、さらに深まった感じがありました。

     最初、本田先生のレシピどおりに作って食べたら、なにか、素直においしいと感じない――おいしくないわけではないんですが、「これでいいんだろうか?」というもやもやがあって、それはなんなのか。つきつめていく中で改めて気づいたのは、「『おいしい』は一つじゃない」ということでした。いろいろなお店にいろいろな料理があり、いろいろなおいしさがある。ご家庭の料理でも、それぞれにおいしさがある。ミートソースにもいろいろなおいしさがある。そのことを強く認識した回でした。

     以前本田先生に「切ることがうまくなると、どんどん楽しくなるし、作れるようになる」といわれましたが、そのことを、今週も作りながら実感しました。今は、上の写真のような、「これは何切りですか!?」みたいな切り方ではくて、ちゃんとした「みじん切り」ができるようになっています(笑)。

    ――対面での料理教室とは違って、ご自宅で試作してレポートを送り、アドバイスを受ける、通信講座のような方式でしたが、このやり方はいかがでしたか。

     「自分で考えてみる」とか「自分でやってみる」というやり方は、私には合っていたと思います。自分以外にも何人か生徒さんがいて、対面で習ったほうが確かに刺激になったり、上達のスピードが上がったりするんでしょうけれど、なにしろ地を這うようなレベルでしたので、特に最初のうちは、己ひとりで向き合っているほうが焦らない。レシピを読みながらじっくり考えられることも、私にとってはよかったです。

    ――ご苦労をおかけしたんじゃないかと思っていたのですが……。

     いえいえ。でも、まあまあスパルタでしたよね(笑)。レシピが送られてきて、作りながら写真を撮る。最初のうちは、育休中の妻が写真を撮ってくれたりしましたけれど、妻が復職してからは、自分で調理しながら、要所要所をちゃんと――たとえば、準備が終わった段階でミートソース用に切ったものを並べて撮るとか、いためながら自撮りするとか、でき上がったものを撮るとか、そういうこともしなくてはなりませんでしたから。といっても、仕事柄、意識の持ち方としては慣れていたので、それほど苦にはなりませんでした。むしろ、「2回作る」というところがポイントだったな、と思います。

    言葉のプロが気になった「レシピの言葉」

    ――いつもレシピの言葉に本当にきっちり向き合ってくださって、ご質問を受けてこちらがはっとすることもたくさんありました。特に気になった言葉についていくつかご紹介くださいますか。

    ●「はかると(味が)決まる」

     まず、「はかると(味が)決まる」。これは、本田先生に初めてお会いしたときにいわれた言葉です。連載初回、パプリカのキーマカレーのときですね。このときは、自分で1回作ったあと、本田先生と会ってお話しする機会があったのですが、パプリカの量について、「登坂さん、はかりましたか」と聞かれ、「はかっていません」と答えると、この言葉が返ってきました。

     いわれて、本当にスッと腑に落ちましたね。「味が決まる」。「決まる」という言葉には説得力がありましたし、そのレシピのおいしさは、大元に「分量」というものがあって、それがちゃんと組み合わされていくことによって完成形として味に表われてくるものなんだということを、そのときに改めて認識したといいますか、実感して――今はもうきっちりはかっています! 料理がだんだんうまくなると「適当」とか「目分量」ということができるようになるんでしょうけれど、今は100gなら100gをはかりたいし、1カップなら1カップをちゃんとはかりたい。そうすると、確かにぶれることなく、毎回ちゃんとでき上がる感覚があります。

    ●「ひと煮立ち」

     次に「ひと煮立ち」。これは「キャベツとシラスのペペロンチーノ」のレシピにあった言葉です。「ひと煮立ちさせて」とあって、作り始める前はあまり意識しなかったんですが、作り始めてからだんだん、なんだこの「ひと煮立ち」の「ひと」って? どのぐらいだ? と思い始めました。煮立つわけだから「時間」のことをいっているんだろうということは想像できます。放送、テレビの中で時間は「尺」といいます。たとえば「この原稿(あるいはこのニュース)、尺はどのぐらいある?」「1分ぐらいですね」というように使います。同じように、「ひと」がどのぐらいの長さなんだろうというのが急に気になりだしました。

     気になることがあれば調べたりするのですが、調べるには、始める前に気がついていないといけないわけです。作り始めてすぐの段階で気づいた「ひと煮立ち」への疑問。調べると、だいたい30秒から1分ぐらいとあったんですけれど、30秒から1分は長いんですよね。30秒あったらけっこうしゃべれます。1分あったら相当話せます。ニュースの原稿はだいたい1本1分ぐらいなんですが、1分を超えるものはけっこう長いニュースだという認識だったので、「ひと煮立ち」は30秒でいいんじゃないか、と考えました。

     あとはカウンティング――アナウンサーは職業柄、30秒の感覚が自分の中にあるので、たとえば、今ここで地震が起きたとしたら、揺れている時間を無意識にカウントしたりするんですが、それと同じように、煮立てている時間をカウントすればいい。ご来場の皆さまがどうされているかはわからないんですけれども、私にはこの「ひと煮立ち」という言葉で“目覚めた”感じがありました。

    ●「あらいみじん切り」

     これは、ミートソースのときでした。「あらいみじん切り」。なんだこの「あらいみじん切り」というのは。「みじん切り」の前に「あらい」があるじゃないか、と思いまして(笑)。「あらい」ということは、もっと「大きい」のか? それとも「雑」ということ? そうではないなと思って調べたところ、みじん切りには3種類あることを初めて知りました。そうか、「普通のみじん切り」は2ミリから3ミリぐらいで、「あらいみじん切り」は3ミリから4ミリぐらいなんだ。ん? この「ミリ」ってどのぐらいだ? 10秒などの「時間の感覚」は自分の中に持っていますが、ミリとかセンチといった「目に見える長さの感覚」は持っていなかったので、定規を持ってきて自分の爪の長さをはかり、これが1センチか、じゃあ2ミリはこのぐらいかと、「視覚でちょっと意識する」ことを試みまして、そこから「あらい」の感覚をつかみました。

    ●「なじませる」「煮つめる」

     「なじませる」には「しみ込ませる」感じをはじめ、いろいろなニュアンスがあると思っているのですが、味を「なじませていく」という語感が、単純に料理用語の中ですごくいいなと思って、そういう意味で気になった言葉です。

     「煮つめる」は、「煮込む」となにが違う?といったことがすごく気になりましたが、ハッシュドビーフのレシピで何度も出てきて、料理の奥深さを感じた言葉でもあります。火にかけて煮立たせ、火加減を調整しながら混ぜ、水分をとばして、煮つめていく。次にまた別の材料を加えて煮つめる。その工程をくり返すことで味を重ねていって、どんどんおいしくしていく。そして、そのおいしさを料理の完成形まで高めていく。そのプロセスの中で何回も出てきた「煮つめる」は、そうすることで味が広がり、深まっていくことを実感した言葉でした。

    子どもの「見た目拒否」を乗り越えて…

    ――2年間、ご家族のさまざまな反応も受け止めてこられましたね。

     最初のころは、娘たちの「見た目拒否」にあうこともありました。たとえばパプリカのキーマカレーのときは、長女が「赤いもの=辛いもの」と思っていた時期だったので、「レッドいらない」といわれましたし、麻婆豆腐を作ったときは「パパ、この白いのいやだ」ともいわれました(笑)。実際、麻婆豆腐の1回目は全然うまくいかなくて、見るからにおいしくなさそうだったんですが。子どもはまず「目で食べる」んですね。麻婆豆腐の2回目は、自分でも同じメニューを作ったと思えないぐらい、見た目からおいしそうに仕上がって、そのときは食べてくれました。

     妻は、いろいろなことを一言でスパッといってくれるタイプ。アジの南蛮漬けを作ったときは、野菜の切り方がちょっと太かったので「なんか『アジ探し』みたいになっちゃった」とバッサリ切り捨てられました(笑)。でも、これが本当に核心をついているといいますか、私自身なんとなく感じていた「足りていないところ」を指摘してくれるので、じゃあ、今度はもっとそこを意識しようって思えるんです。

     娘たちは、ママが料理をしているときは台所に行ったりしないんですけれど、パパが料理を始めるとすぐにやって来て、なにか手伝うとか、なにかやるとか、いいだすので、これをきっかけに料理に興味を持ち始めているんじゃないか、それはすごくいいことだな、と思っています。たとえば、キーマカレーのときに初めて知ったパプリカ。赤いのと黄色いのとがあって、ピーマンは緑だということを覚えましたし、手作りミルクアイスのときは、冷やしかためる前の生地を食べたいというので、少し食べさせたら、なくなりそうになっちゃうぐらい食べ続けたりして(笑)、それはそれで、そうか、そんなにおいしいのか、確かに夏はこういうのがいいかもしれないな、と思ったりしました。

     娘たちはよく料理ごっこをしますけれど、そのとき、たとえば「じゃあパパのミートソース作ろう」というように、「パパの○○」というメニューが出てきたら、それは自分たちが気に入ったパパの料理みたいなんです。今のところ、絶対にいわれるのは「パパのミートソース」。これはもう完全に認識されていますね。でも、麻婆豆腐はまだ1回も出てこないので、違うんだろうなと思います(笑)。

    「食べること」は「生きること」

    ――料理をするようになって、ご自身のここが変わったなと思うところがありますか。

     たとえば買い物に行ったとき、昨今の物価高でどんな食品の価格が上がっているかということに以前より敏感になりました。肉の価格がある程度高いという認識はこれまでもありましたが、今までそれほど高くなかった魚の価格がどんどん上がっていることを痛感したとき、だったら魚を控えるのか? 野菜はどうする? お米は……というようなことを考えるようになりましたね。

     あとは……なんとなく、妻が料理に「本気を出してる」感じがします(笑)。なんというか、「あなたはたぶん、メインの1品と、もう1品が作れるかどうか。私は何品でもすぐに出せるの」みたいな感じで、ブワーッといっぱい作ってくれる。今は、子どもたちの分を私が作って、夫婦の分を妻が作る、みたいな分担をしていますが、そういうレベル差があるので、まだまだがんばらなくちゃいけないなという気持ちです(笑)。

    ――今後、娘さんもどんどん成長していく中で、どんなふうに料理と向き合っていきたいと思いますか。

     先ほど香川明夫先生と少しお話ししたときに、「3歳ぐらいで一度、料理というものに興味を持つタイミングが来ますよ」とお聞きしましたが、わが家は長女が4歳で、次女が3歳、本当にその最初のピークが来ているんだなと感じます。「やってみたい!」とすごくいってくるので、そこからどうやっていっしょにチャレンジさせてあげられるか――いっしょにやるとたぶん、「できた!」「作れた!」と、「できなかった」「もうちょっとやりたい」の両方が出てくると思うので、それが「楽しさ」につながったら本当にいいなと思っています。これから先、成長するにしたがって、食べる量も、興味も、どんどん広がっていったら理想的ですね。そうなっていくように、食べる楽しさや、作る喜びを伝えられたらいいなと心から思います。

    ――ありがとうございます。娘さんたちにもいつか、この本を読んでほしいですね。

     そうですね。大げさじゃなくて、本当にこれは、ずいぶん早いけれど、パパからの遺言だ、みたいなつもりで書いているところもあるので、自分たちが小さかったとき、パパはこんなふうにやっていたんだということを、大きくなってから、ぜひ一回、読んでくれたらいいなと思います。そして作ってくれたら……いや、たぶん作るんじゃないかなって思ったりしています。

     本のタイトルでもある『おいしいものだけ、たべていこう』というのは、わが家のモットーでもあります。この「おいしいもの」という概念は、別に「高級なもの」ということではありません。たとえば、季節ごとに旬のものをおいしいって感じる、それが食べたいって思えることや、食べたときに、作ってくれた人のことを思い浮かべて、ありがとうって思うこと、さらにその食材――野菜とかお米とか、いろいろなものを作っている人がいて、運んでいる人がいて、ほかにもいろいろな人がかかわっているということに想像をふくらませられることなど、そういうことがすべてつながって「おいしい」になっている。おいしいと感じたときにそんな気持ちを持ってほしい。だから、「おいしいものだけ、たべていこう」というのは「食べるということを大事にしていってほしい」ということなんです。食べることは生きること。それは私自身、強く思っていることです。だからこそ食事をけっしておろそかにしないでほしい。このタイトルにはそんな思いを込めています。

    ――「食は生命なり」は本学創立者の言葉でもあります。パパやママだけでなく、これから料理に挑戦したい人、その挑戦を応援したい人、ぜひ多くのかたがたにこの本が届いてほしいです。本日は貴重なお話をありがとうございました。

    登坂淳一さんQ&A

    Q1 家族に料理を作れるようになりたい人が最初に作るとしたら、この本の中のどの料理がおすすめですか?

    A1 「パプリカのキーマカレー」がいいと思います(笑)。材料もそんなに多くありませんし、工程もシンプルで、作れば作るほど何回も作りたくなると思います! 本を読んで作ってくれた友人や知人から、「どれも作りやすくておいしい」というリアクションを聞くのでほかのものもいいんですけれど、パプリカのキーマカレーは初めて作る人の自信につながると思います――「やっぱり登坂より私のほうが全然うまいな」って(笑)。

    Q2 連載中に買ってよかった料理道具は?

    A2 包丁ですね。自分のものがあると、使い慣れていくので、それがよかったなと思います。道具って大事ですよね。フライパンもちょうどかえどきだったので新調しましたが、こちらは、肉を焼くのにはすごく向いているんですが、若干重くて、日常使いには合わなかった、という反省もあったりします。

    Q3 これから家族に向けて、いちばんチャレンジしてみたい料理、この料理だけは作れるようになりたい!という料理はなんですか。

    A3 スパゲティ・ペペロンチーノ。「キャベツとシラスのペペロンチーノ」は本の中にもありますが、本当にシンプルなペペロンチーノが作れるようになりたい。娘たちはペペロンチーノに限らずスパゲティが好きなんですが、シンプルなペペロンチーノを本当においしく作れたら、自分の中ですごく「できます」っていえるような気がして(笑)。ほかにも、もっと手の込んだ料理はたくさんあると思うんですけれど、その意味で作りたかったローストビーフはすでに挑戦ずみなので、今はペペロンチーノですね。くり返し作りたいです。

    登坂 淳一●とさか じゅんいち
    1971年生まれ。1997年NHKに入局し、和歌山、大阪、東京、札幌などで勤務。『おはよう日本』や『正午のニュース』などを担当。2018年に退局後はバラエティー番組やドラマなどにも出演。現在BSフジ『プライムオンラインTODAY』のキャスターを務めるほか、ブログ、YouTube、X(旧Twitter)、TikTokなどでの自然体の発信にファンが多い。4歳と3歳の姉妹のパパとして子育てに奮闘中。
    ★登坂淳一オフィシャルブログ「白髪のパパ」

    グルメ本? いえ、これは登坂淳一さんのチャレンジストーリー。

    『おいしいものだけ、たべていこう』

    ■登坂 淳一/著 本田 よう一/料理指導
    ■978-4-7895-4512-9
    ■A5判 148mm×210mm  208ページ
    ■定価:1,980円(本体1,800円+税)

    栄養と料理Day 2026 特別企画 登坂淳一さん、新刊『おいしいものだけ、たべていこう』を語る 
    https://www.eiyotoryori-plus.com/report260401
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