「栄養と料理Day 2026」を開催/日本栄養大学出版部のイベントレポート

レポート イベント・セミナー

目次


    食と栄養で未来を創る学び場

    2026年3月7日、女子栄養大学(※)の駒込キャンパスで「女子栄養大学出版部イベント『栄養と料理Day 2026』」が開催されました。
    月刊誌『栄養と料理』は、日本栄養大学の前身である「家庭食養研究会」のテキストとして1935(昭和10)年に創刊し、「食と健康」をテーマに、科学的根拠に基づいた栄養データや旬の食材を使った料理レシピ、健康情報などをわかりやすく発信してきました。2025年に90周年を迎えましたが、出版をとり巻く環境の変化を背景に、2026年4月号をもって休刊いたしました。
    今回のイベントでは、これまでご愛読くださった皆さまに感謝の気持ちを込めて、「食と栄養で未来を創る学び場」をテーマに、女子栄養大学教授や各専門家の講演会、企業ブースでの試食体験会、バックナンバーの販売等を行ないました。

    ※日本栄養大学出版部は、女子栄養大学の共学化(現・日本栄養大学)に伴い、2026年4月に旧・女子栄養大学出版部から名称変更しました。

    香川明夫学長から皆さまへ感謝のごあいさつ

    『栄養と料理』発行人でもある香川明夫学長より、長くご愛顧いただいた皆さまへ感謝の気持ちが伝えられました。

    食と健康を見つめ続けた『栄養と料理』の歩みをふり返って開会のあいさつをする香川明夫学長。

    ギュッと要約!

    『栄養と料理』は、食と健康をテーマに科学的根拠に基づく情報を発信し続けてきましたが、出版環境の変化により2026年4月号で休刊となります。本誌は、戦争や食糧難の時代を乗り越えてきた歴史も大きな特徴です。また、女子栄養大学は2026年4月から共学化し「日本栄養大学」へと名称変更します。出版部も改称しますが、今後も書籍やウェブマガジンを通じて情報発信を続けていきます。

    もっとくわしく 

    食の歴史とともに歩んだ『栄養と料理』の90年

    『栄養と料理』は長年にわたり、食と健康をテーマにして、科学的根拠に基づいた健康情報や料理レシピを発信してきました。昨年90周年を迎えましたが、出版をとり巻く環境の変化をふまえ、2026年4月号をもって休刊することになりました。

    『栄養と料理』は国内でも珍しく、戦争の苦境を乗り越えてきた雑誌です。食糧難の時代を克服し、立て直していく過程の基本には食があり、本誌が果たす役目も大きかったのではないかと思います。「栄養と料理デジタルアーカイブス」は、そういった食の歴史を垣間見ることもできる貴重な資料です。

    女子栄養大学は2026年4月から共学化し、「日本栄養大学」へと名称が変わります。食と栄養の分野にも、さまざまな価値観を持った人材の育成が必要だと考えたからです。これに伴い、女子栄養大学出版部も「日本栄養大学出版部」へと改称しますが、これからも信頼できる情報を、書籍やwebマガジン「栄養と料理ぷらす」で発信し続けていきたいと思っています。


    「食と健康を学ぶ講演会」

    日本栄養大学の教授や専門家を講師に招き、栄養学や健康などの各テーマについて講演を開催しました。講演会では、熱心にメモをとる聴講者の姿が印象的でした。

    午前、午後の部を合わせて約300名が参加。会場には講演に熱心に耳を傾ける姿が広がりました。

    半世紀前から百寿の医学を研究!

    午前の部 第一講演 「93歳現役の栄養学」
    香川靖雄さん(日本栄養大学副学長)

    『92歳、栄養学者。ただの長生きではありません!』の著者でもある香川靖雄副学長は、現在93歳。生涯現役のための自身の健康法や、埼玉県坂戸市で実践している「遺伝子対応栄養指導」の実績、また最近の老化研究などについて、データを交えて紹介しました。

    香川靖雄副学長が自転車に乗ったり、10kgのバーベルを使って毎日トレーニングをしたりする
    日常生活の写真を公開すると、会場からはどよめきが。

    ギュッと要約!

    日本人は長寿ですが、たいせつなのは生涯現役でいられること。そのためには、運動や適切な栄養、生活習慣が重要で、特に運動は高齢者ほど効果が大きく、90歳を超えても有効であるといえます。また、日本人は葉酸が不足しやすく、DHAを体内で充分に作れない人も多いため、青菜やレバー、魚介類を積極的にとることがたいせつです。

    もっとくわしく

    高齢者ほど運動の効果は大きい

    日本人は世界でも代表的な長寿の国ですが、長生きすることよりも、生涯現役で働けることが大事です。フレイルや認知症を予防するには、心身の活動量の増加、適切な栄養摂取、遺伝子に対応した生活、最新の老化研究の応用が必要です。高齢者が運動をした場合の効果は、若い人に比べて高く、それは90歳を超えても有効です。このことは最近の老化研究の大きな成果です。

    葉酸、DHAはもっと必要

    認知症やうつ病予防にかかわる栄養素の一つに葉酸がありますが、多くの日本人は葉酸が欠乏しやすい遺伝子を持っています。また、脂肪酸のα-リノレン酸をDHA(ドコサヘキサエン酸)に変えることができないような遺伝子を持っている日本人も約6割いるといわれます。そのため、日本人は葉酸を多く含む青菜やレバー、DHAを多く含む魚をより積極的に食べる必要があるのです。

    「さかど葉酸プロジェクト」で医療費を大幅に削減!

    私たちは女子栄養大学(当時)がある坂戸市と協力して、「さかど葉酸プロジェクト」に20年近くとり組み、健康増進と医療費抑制に尽力し、埼玉県から表彰されました。

    このお話は、『92歳、栄養学者。ただの長生きではありません!』にくわしく載っていますので、ぜひごらんください。

    香川靖雄さんの過去の記事

    『栄養と料理』連載2016年1月号~2026年4月号(全124回)「Dr.香川の栄養watch」

    *「栄養と料理ぷらす」有料会員は2019年9月号〜2026年4月号までをオンラインで読むことができます。「雑誌・書籍検索」をご利用ください。

    スポーツ栄養のエキスパートが解説

    午前の部 第二講演 「日本栄養大学 スポーツ栄養のとり組み」 
    上西一弘さん(日本栄養大学教授)

    関心の高いスポーツ栄養の分野を牽引する第一人者で、数多くのスポーツチームの栄養管理サポートを行なう上西さん。現在大学でとり組んでいる活動について、実際のスポーツ現場での経験を交えながら、
    わかりやすく楽しく解説しました。

    アスリート向けの栄養満点献立や人気のレバー料理、それらを選手に提供する数々の写真を公開。
    あの伝説の駅伝選手の姿も!

    ギュッと要約!

    スポーツ栄養を学ぶうえでは、まず栄養学の基礎をしっかり身につけることが重要です。本学では、献立作成から調理、提供までを行ない、選手の声を聞きながら実践的に学んでいます。レバーのように苦手意識のある食材も、くふうして無理なくとり入れられるようにしています。また、さまざまな競技のチームに対し、栄養アセスメントから改善まで段階的に支援し、合宿や調理実習など現場での経験も重ねています。こうした中で、学生たちは知識だけでなく「実際に調理する力」も身につけていきます。

    もっとくわしく

    スポーツ栄養は「栄養学」の基礎から 

    スポーツ栄養を学びたいという学生は多くいますが、まずは栄養学の基礎をしっかり身につけてもらうことをたいせつにしています。本学での学生のとり組みの一例として、陸上の中長距離選手を対象にしたモデル献立の作成と調理、そして実際に選手に提供する実習があります。選手の意見や感想を直接聞くことで、学生たちは“求められている食事”を実践的に学んでいきます。
    たとえば、鉄補給に有効なレバーは、運動する人にとって理想的な食材ですが、苦手な人も少なくありません。そこで、レバー入りのギョーザやハンバーグ、ミートソースなど、無理なくおいしく食べられるくふうを重ね、さまざまなメニューを考案しています。

    現場で学ぶスポーツ栄養と実践力

    男子大学生の陸上長距離や、高校生のバレーボール、野球、ラグビーなど、さまざまなチームに対して栄養アドバイスや食事提供も行なっています。たいせつなのは、チームや個人の状況に合わせた対応です。そのために、現状を把握する栄養アセスメントから始め、課題の抽出、改善計画の立案、食事指導、評価、そして次の改善へとつなげる“PDCAサイクル”に基づいた支援を行なっています。

    夏には大学陸上部の合宿での食事作りにも参加し、安全管理を最優先にしながら、選手においしい食事を提供します。また、高校野球選手を大学に招いての食事提供や、男子バレーボール部の寮での調理実習など、現場に即した経験を重ねています。高校ラグビー部では、保護者向けに2000kcalのお弁当作りの調理実習も実施しました。好評だったメニューは家庭でも活用され、レバー料理もおいしく食べられると好評を得ています。

    こうして多くの選手や関係者とかかわる中で、学生自身も学びを深めています。スポーツ栄養は、知識だけでなく“実際に調理する力が不可欠です。その点で、『栄養と料理』は料理のレパートリーを広げるための貴重な参考書であり、日々の実践を支える存在となっていました。これからも読者の皆さんの毎日の健康作りにも役立つことを願っています。

    ※Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとった、目標達成に役立つ思考の枠組み。

    上西一弘さんの過去の記事

    『栄養と料理』2025年6月号 P.79-P.83 「食事摂取基準」に加わった骨粗鬆症 その背景と課題

    『栄養と料理』2024年8月号 P.7-P.11 スポーツ栄養って、どんなことするの?

    『栄養と料理』2024年5月号 P.7-P.22 女子栄養大学のスポーツ栄養入門

    上西一弘さんのおもな著書

    『女子栄養大学のスポーツ栄養教室』

    『栄養素の通になる』(栄養と料理ぷらす有料会員は30ページ分を部分読みできます)

    エビデンスで読みとく!

    午後の部 第一講演「高齢者栄養の常識・非常識」
    新開省二さん(日本栄養大学特任教授)

    老年学が専門で、健康長寿の疫学研究と地域保健活動を長年行なってきた新開さん。最新の研究データを基に、高齢期の食と健康の最新の知見について、いくつかのポイントに絞って解説しました。

    新開さんがかかわった長期研究のデータは、受講者の関心を引きつけ、これまでの思い込みを見直すきっかけになったという声も寄せられました。

    ギュッと要約!

    高齢者の体重管理は、一般的な基準にとらわれすぎず、体重減少ややせに注意することが大事です。これらは低栄養や死亡のリスクになるからです。また、高齢期の健康は病気の有無だけでなく、認知機能や歩行機能など“元気に動ける”状態であることが重要で、過度な疾病管理は体力の低下を招く可能性もあります。卵や肉の適度な摂取はフレイルや認知機能低下の予防に関係し、魚も重要な栄養源に。高齢期の栄養は、個々の状態に応じて考えることがたいせつです。

    もっとくわしく

    高齢者は体重増加よりも減少に注意が必要 

    まずは、健康長寿のための体重管理についてお話ししましょう。一般にはBMI22が理想とされますが、日本人の中高齢者(40~70歳)約35万人を10年以上追跡した研究では、死亡率が最も低いのはBMI23~25ですが、21~27の範囲では大きな差がないことが示されています。日本ではBMI25以上を肥満としますが、30未満までは死亡リスクはそれほど高くなく、むしろBMI21未満のやせのほうがリスクが高いことがわかっています。BMI 30以上の肥満、また19未満のやせでは、いずれも死亡リスクが上昇します。

    現在、高齢者の肥満は1~2%程度であるのに対し、やせは約4人に1人と多く、さまざまな健康障害につながります。肥満では心筋梗塞など大きな血管の疾患が多く見られます。一方、やせでは末梢の細い血管の障害が進み、心筋の小さな梗塞が積み重なって心機能が低下し、心不全として発見されるケースが少なくありません。その背景には、低栄養の問題があります。

    低栄養の指標は体重減少ですが、65歳以降では、5%以上の体重減少が死亡リスクの上昇と関連します。これは短期間(3年以内)の変化でも、長期間(12~13年)であっても同様です。私たちが約5,000人の高齢者を長期追跡した研究では、高齢期では体重増加よりも体重減少に注意が必要であり、特にやせや標準体重の人の減少は重要なサインとなります

    「元気に動ける体」を目指す栄養サポートを

    「高齢者の健康を左右するのは、かならずしも病気の有無だけではありません。認知機能、口腔機能、歩行機能など、体の「元気度」が重要な指標となります。そのため、個々の疾病管理に偏りすぎると、かえって逆効果になる場合があります。たとえば糖尿病治療で過度なエネルギー制限をしてしまうと、体重や筋肉量が減少し、体力や機能を低下させてしまうおそれがあります。また、高齢期ではコレステロール値が低すぎると死亡率が高くなるという報告もあり、私たちの研究では、卵や肉などの摂取量が多い人ほど、フレイルや軽度認知障害(MCI)が抑えられる傾向が見られました。一方で、多価不飽和脂肪酸の摂取量については、フレイルやMCIのリスクとの関連はないということも示されました。ただ、魚は良質なたんぱく質源であり、DHAやビタミンDも豊富で、骨や筋肉の維持に重要な役割を果たします。

    このように、高齢期の栄養は、若年期や中年期とは異なる視点で考える必要があります。新しいエビデンスに基づき、その人の体の状態や生活背景に応じた栄養サポートを行なうことが重要です。

    新開省二さんの過去の記事

    『栄養と料理』2023年11月号 P.73-P.78 「“歩く力”で血糖値を改善する!」

    関連記事

    『栄養と料理』2020年10月号 P.108-P.111 「Dr.香川の栄養watch(第58回)健康長寿に適した高齢者のBMIは27!」

    知識をアップデート!

    ◆午後の部 第二講演 「知って納得! 冷凍食品」 
    三浦佳子さん(一般社団法人 日本冷凍食品協会 広報部長・消費生活コンサルタント)

    多くのメディアや学校などで冷凍食品の魅力を発信する三浦さん。冷凍食品の安全性や栄養面のメリットに加え、外食産業や日本の食糧事情における冷凍食品の大事な役割について解説しました。

    今のトレンドはワンプレート型冷凍食品。「疲れたときのためにお守りのように常備しておくと、
    欠食を防げて栄養バランスも手軽に整いますよ」

    ギュッと要約!

    冷凍食品は年間約300万トンが消費され、需要が広がっています。冷凍野菜や果物は、とれたての状態で急速冷凍されるため、栄養成分を失うことなく保存でき、調理の手間を減らせる点が魅力です。ワンプレート型など手軽に食事が整う商品も増えています。また、安全性の高い製造管理の下で作られ、資源循環にも貢献しています。人手不足への対応や食料の安定供給の面でも役立つ、日々の食生活を支える食品です。

    もっとくわしく

    冷凍野菜・果物はとれたての状態を保持

    日本冷凍食品協会では、毎年、冷凍食品の生産量や利用状況などの調査データを当協会のウェブサイトで公表しています。最新の令和6年のデータでは、生産量1位はうどん、2位はコロッケです。1年間で消費される冷凍食品は約300万トン、1人あたり約24㎏が利用されています。業務用冷凍食品は、人材不足やコスト対応策としても導入が拡大しています。安全性の向上によって、“食中毒リスクの低減”にもつながっています。

     冷凍野菜や冷凍果物は、とれたての状態で急速冷凍されるため、“栄養素を保持したまま長期間保存”できるのが魅力です。揚げなすや笹がきごぼう、大根おろし、とろろ芋、むき枝豆、アボカド、ミックス野菜など種類も豊富で、調理の負担が軽減できるので、共働きや単身世帯、高齢者にもおすすめです。

    シーフードミックスや貝類も下処理不要で手軽に使える食材です。今トレンドになっているのが「ワンプレート型冷凍食品」です。主食・主菜・副菜が1プレートにそろい、電子レンジ加熱だけで食事が完成するので、単身世帯の増加や、家族の生活時間の多様化によってニーズが高まっています。

    冷凍食品はSDGsや食料の安定供給にも貢献

    「冷凍食品とは、①前処理している ②急速凍結している ③適切に包装されている ④品温を-18℃以下で保管している、という4つの条件を満たした食品を指します。

    徹底した衛生管理の下に製造されているため、安全性が高く、学校や病院の給食などで広く利用されているのも特徴です。また、製造過程で出る食品残渣は飼料や肥料として再利用され、資源循環の面でもSDGsに貢献しています。また、栄養面でも利点があります。-18℃で保存されたグリーンピースは、ビタミンCを1年間ほぼ維持できるというデータもあります。ほうれん草など旬の時期の栄養価の高い野菜を、年間を通して摂取できる点も魅力です。野菜不足の解消はもちろん「さあにぎやかにいただく」の合言葉で知られる10の食品群(魚、油、肉、牛乳、野菜、海藻、芋、卵、大豆製品、果物)も、冷凍食品でそろえることができます。

    関連記事
    『栄養と料理』2026年4月号 P.46「冷凍食品の、 “キホン”を知ろう!」 
    日本冷凍食品協会のアプリ
    「冷食オンライン」には、冷凍食品を使ったアレンジレシピや生活に役立つ情報が満載!

    *「栄養と料理ぷらす」有料会員は2019年9月号〜2026年4月号までをオンラインで読むことができます。「雑誌・書籍検索」をご利用ください。

    新刊発売記念ミニトーク
    『おいしいものだけ、たべていこう』制作秘話

    登坂淳一さん (タレント・元NHKアナウンサー)

    家族にごはんを作れるようになりたい! そんな思いからスタートした「新米パパ登坂淳一さんのお料理ドリル」。料理初心者として一歩ずつ挑戦を重ねてきた登坂さんの軌跡が、このほど一冊の本『おいしいものだけ、たべていこう』になりました。試行錯誤の中で見えてきた気づきや、家族とのエピソードなど、連載をふり返りながらお話しいただきました。くわしくはこちら

    「おいしさは、料理を作ってくれた人への感謝や食材の生産者に思いを馳せながら、たいせつな人といっしょに味わうことで感じられるもの。
    おいしいと思えるものをたいせつに食べてほしい、食べることは生きることですから、
    おろそかにしないでほしい。娘たちへのそんなメッセージをこめました」

    登坂淳一さんの過去の記事

    『栄養と料理』連載 2024年1月号~26年4月号「新米パパ登坂淳一さんのお料理ドリル」

    『栄養と料理』2023年10月号 P.4~P.5 連載第118回「思い出の味」

    *「栄養と料理ぷらす」有料会員は2019年9月号〜2026年4月号までをオンラインで読むことができます。「雑誌・書籍検索」をご利用ください。

    実践ワークショップ
    「毎日がときめく歩き方レッスン」

    篠田洋江さん(歩き方コンサルタント)

    歩き方と姿勢改善の専門家として、3~94歳ののべ2万人以上に指導してきた篠田さん。
    『栄養と料理』連載2021年1月号~22年12月号「毎日がときめく歩き方レッスン」を手がけ、
    この日はウォーキングの講義と実演でわかりやすく楽しく教えてくれました。

    「皆さ~ん、今日は元気になって帰っていってください!」

    会場の参加者も立ち上がって、手をぶらぶら、そしてひげダンス歩き。どれも転倒の予防対策になります(万が一ころんだときにも柔軟に手をつくことができ、手首の骨折を予防できる)。
    さらにみんなで足踏みしながら、にっこりハイタッチ! 自然に緊張がほぐれて、力みがとれて元気になっていきます。

    ギュッと要約!

    肩甲骨や足裏を意識して力みを抜くことで、自然と気持ちも前向きになっていきます。歩くときは、足裏をやわらかく使い、お尻を意識しながら、視線は未来に向けて。ウォーキングは、正しく歩くだけでなく、楽しみながら続けることも大事。歩くことで新しい景色や思い出が重なり、心の地図が広がっていきます。

    もっとくわしく

    今日のゴールは「元気に戻れる”体の基準”を持ち帰る」

    今日は元気になって帰っていただきます! まずは姿勢を正しましょう。肩甲骨でレモンを絞るイメージです。足と手を、ひげダンスのように軽やかに動かしてみましょう。そして足の裏に意識を向けて呼吸をすることで姿勢が整い、力みがとれて気持ちが上向きになって元気になります。歩くときのポイントは3つ。足裏をやわらかく置き、お尻でうしろから追い風を感じながら、視線は未来に向けることです。

    歩くことで心の地図が描かれていく

    ウォーキングは歩き方だけでなく、楽しみながら続けることがたいせつです。きらめく川の水面に美しさを感じるのは、これまでの経験や思い出が心にあるからです。なにげない景色の中にも、それぞれの記憶が重なっています。たくさん歩いて、新しい思い出を重ね、心の地図を広げていっていただければと思います。

    篠田洋江さんの過去の記事

    『栄養と料理』2019年10月号 P.34-P.39「『華のある歩き方』で-5歳&活動量アップ!」

    『栄養と料理』連載 2021年1月号~22年12月号 「毎日がときめく歩き方レッスン」

    『栄養と料理』2023年3月号 P.72-P.76「体がすっと軽くなるタオル体操」

    『栄養と料理』2026年4月号 P.41-P.45「毎日がときめく歩き方レッスン総集編 まち歩きをもっと楽しく」

    *「栄養と料理ぷらす」有料会員は2019年9月号〜2026年4月号までをオンラインで読むことができます。「雑誌・書籍検索」をご利用ください。

    見て、聞いて、触れて!「わくわく体験コーナー&販売会」

    栄養計算Webアプリ「栄養Proクラウド」の体験、日本栄養大学出版部の書籍や『栄養と料理』の販売が
    行なわれました。

    『栄養と料理』のバックナンバーや出版部刊行の人気書籍を販売。雑誌と本のデジタル版読み放題
    サービス「栄養と料理ぷらす」は2026年4月にリニューアルオープン!
    その内容を編集スタッフが紹介しました。

    おみやげもたくさん!
    「協力企業による商品展示&試食体験」

    気になる新商品との出合いや試食体験を通して、味と知識の発見が広がるひとときに。

    来場者には協賛企業からのおみやげも配布されました。

    一般社団法人 日本冷凍食品協会

    冷凍食品は安全性や栄養面のメリットだけでなく
    外食産業や食料の安定供給にも貢献

    さまざまな資料をとりそろえ、パネルや映像を通して、冷凍食品の基礎知識を発信。きびしい審査に合格した認定工場で製造される冷凍食品につけることができる認定マークは、HACCPに対応していることが明示されたデザインに刷新されました。

    ※HA(Hazard Analysis:危害要因分析)とCCP(Critical Control Point:重要管理点)を組み合わせた言葉で、「食品管理の世界基準」といわれる考え方。

    「テーマ別レシピ集」や「冷凍食品Q&A」には、野菜不足を冷凍食品で補うヒントや家庭で役立つ
    アイデアが満載。

    日本冷凍食品協会 広報部のスタッフ。左から石渡夕子さん、三浦佳子さん、深田和稔さん。

    ★日本冷凍食品協会のウェブサイト「冷食オンライン」にはアレンジレシピが盛りだくさん!
    ★関連記事は『栄養と料理2026年4月号』をチェック!

    株式会社 優食

    「豆腐干」は高たんぱく質&低糖質な
    100%豆腐でできた食材

    中華圏の伝統食品である豆腐干は、豆腐に圧力をかけて水分を抜き、乾燥させたもの。和洋中エスニック、どんな料理にも使いやすい、いま注目のヘルシー食材です。試食には「豆腐干とひじきとごぼうのデリ風サラダ」が提供され、来場者からは「もちっとした独特の食感がいい」「どうやって使うの?」といった声も聞かれ、関心の高さがうかがえました。

    イベント当日、「豆腐干食堂」を担当した優食のスタッフ。

    試食の「豆腐干、ひじき、ごぼうのデリ風サラダ」。たんぱく質や鉄がしっかりとれる!

    【豆腐干】のくわしい情報はこちらから
    ★関連記事は『栄養と料理2025年10月号』  P.38-44「初めての豆腐干」をチェック!

    ヒゲタ醤油株式会社

    【しじみ醤油】
    超特選醤油「本膳」をベースに、大和しじみのエキスを加えただし醤油。大さじ1杯(15mL)あたりオルニチン12mg(しじみ約30個分)を配合し、まろやかでコクのある風味が特長です。つける・かけるのはもちろん、煮炊きなどの料理にも使いやすく、料理に独特のアクセントと奥行きを与えてくれます。

    商品のくわしい情報はこちらから

    ネスレ日本株式会社

    【ネスカフェ ゴールドブレンド】
    カフェイン量のタイプで選べる「ネスカフェ ゴールドブレンド」シリーズの試飲を実施。自分の生活スタイルや味の好みに合わせて“カフェインチョイス”できる楽しさを、来場者の皆さんに体感していただきました。
    くわしい情報はこちらから

    岩谷マテリアル株式会社

    【アイラップ】
    耐熱性に優れ、電子レンジ調理や熱湯での解凍・温めなど、幅広い調理シーンで活用できる元祖・マチ付きポリ袋。袋に米と水を入れて浸水させ、水を張ったなべに入れて湯せんすればごはんも炊けるため、アウトドアや災害時にも心強いアイテムです。
    商品のくわしい情報はこちらから

    株式会社はくばく

    【国産かけるだけもち麦】
    国産のもち麦をゆで調理し、そのまま使えるドライパックにした手軽な商品。ぷちぷちとした食感が特長で、ふだんの食事に無理なく簡単にもち麦をとり入れられます。
    商品のくわしい情報はこちらから

    株式会社vitom

    【おにもち】
    23種類の食材を使用し、1食分に必要な栄養素を幅広く含む“主食型”の完全栄養食おにぎり。炊き込みごはんのように素材のうま味を米に含ませた調理法で、もちもちとした食感とやさしい味わいが特長。常温保存ができ、忙しい日の食事や外出時、非常時の備えまで、幅広いシーンで活躍します。
    商品のくわしい情報はこちらから

    フジッコ株式会社

    【ダイズライス】
    大豆を主原料にした低糖質・高たんぱく質の主食代替食品。お米のような見た目で、ほんのりやさしい大豆の甘味と風味が特徴です。糖質制限が必要なかたの食事の悩みに寄り添い、毎日の食事管理を無理なく続けたいかたにとって心強い選択肢となります。
    商品のくわしい情報はこちらから

    ご協力企業一覧】
    日本冷凍食品協会 株式会社 優食 ヒゲタ醤油株式会社 ネスレ日本株式会社 
    岩谷マテリアル株式会社 株式会社はくばく 株式会社vitom フジッコ株式会社 

    取材・文/高木真佐子 撮影/花田真知子

    「栄養と料理Day 2026」を開催/日本栄養大学出版部のイベントレポート
    https://www.eiyotoryori-plus.com/info/event/7513/
    一覧へ戻る

    有料会員登録

    有料会員になると、さまざまな特典を
    ご利用いただけます!

    お申し込みはこちら
    クイックAI検索 ページトップへ